福島県:患者のために地域のために 小さな一歩の積み重ねがINEという大きな証に!
わかまつインターベンションクリニック
寺田 洋子
私の勤務している「わかまつインターベンションクリック」は、福島県会津若松市に位置し、心臓カテーテル及びアブレーションを行う、数少ない循環器内科に特化したクリニックです。急性冠症候群(ACS)に対する緊急カテーテル治療や慢性閉塞性動脈硬化症(ASO)に対する末梢動脈血管内治療(EVT)、ペースメーカ一埋込み術も行っています。心臓カテーテル検査は年間600件にのぼり、当院の心臓カテーテル室ではPCIライブも実施しています。
私は主にカテ室専属で勤務しており、前任の総合病院でもカテ業務に携わっていましたが、当院に来た当初は業務内容や患者への関わり方の違いに戸惑う事もありました。現在はPCIライブなどを通じて、他施設の多くのINEの方々と交流させて頂く事ができ、学会や研修会に参加する事が楽しみになりました。長年カテ業務に携わるなかで、自分自身の歩みを振り返ってみると、「INE」という資格は、看護師として成長し頑張ってきた証を形として残したいという思いから目指したのだと感じています。資格を取得する事は自分の価値を高める事につながると実感しています。地域上、交通が不便であることや日々の業務の忙しさで、新しい情報を得ようとするのはなかなか難しいですが、年に1度、研修や学会に参加する事により、常に進化する医療の分野において、自分の知識を高めスキルアップにつなげることができ、臨床現場において患者さんへの看護に少しずつ還元できていると思っています。
看護師として特化した資格が取得できるのは素敵な事だと思いませんか?
頑張ってきた自分の努力が評価される事は、仕事を続けていく上で大きな励みになるのではないでしょうか。
2025年8月掲載