
静岡県:患者様と医療者の「架け橋」に
静岡県立総合病院 心血管造影室
森 悠希

私は、静岡県の最先端医療を担う静岡県立総合病院の心血管造影室で勤務しています。
当部署に配属になった際は、「IVR」が一体何をするのか、検査中医師が何をしているのか全く分からず、不安な思いをして検査や治療に臨まれている患者様からの問いに上手く答えることができませんでした。患者様が安心して検査・治療を受けられるように、IVRの専門的な知識を身につけたいと思いINEを取得しました。INEを取得し、自分の知識も増えたことで、自信を持って検査・治療に臨むことができるようになりました。
INEとして、患者様が少しでも安心安全に検査・治療に臨めるように「患者ファースト」の視点で検査中声かけを行い、時には医師に患者様の苦痛や不安の声を代弁者として届けるように心がけています。また、病棟と患者様の架け橋として検査・治療中の訴えや術後の不安点などが聞かれたら病棟看護師に申し送りを行い、病棟と検査室で途切れのない継続した看護ができるように心がけています。
INEは専門的な知識を身につけることでカテーテル治療のチームの一員としての自信に繋がるだけではなく、医師と患者様の架け橋となり安心を提供できる資格だと思うので、取得を検討されている方はぜひチャレンジしてみて欲しいと思います。
2025年11月掲載